「そうだ、雑談しょう。」

Corporate culture

社員に聞いた「南武らしさ」

南武の企業風土「雑談」

南武には部門を超えて交流する機会がたくさんあります。ここで生まれた繋がりが、日常の仕事をスムーズにしています。
打ち合わせの合間や仕事中のちょっとした隙間時間から雑談は始まります。他の企業では「無駄」「非効率」とされる時間を、大事にする文化が南武にはあります。個人で抱えてブラックボックス化しがちな課題・情報・知識が、雑談を通じて仲間に伝わります。会議の場ではない、肩肘張らない意見交換の場として機能しているのです。
こうして一人で抱えていた課題が、「ねえ、ねえどう思う?」と口伝てに周囲に広がり、自然発生的に社内の課題となることも少なくありません。こうして積み上げられた課題確認から、お互いの仕事をサポートする文化が醸成され、前向きな成長循環を生んでいるのです。

Q. 南武はどのような会社ですか?

新卒からずっと南武にいるので「他社と比べてどうか?」という観点ではわかりません。しかし、みんなが家族みたいに仲がいいです。海外拠点の現地採用の方々も例外なく、家族のような関係性を感じながら、仕事に打ち込んでいます。産休に入る際に「絶対に戻ってくるから、席をそのままにしといてね!」と言われて、みんなで戻ってくるのを待っているような会社です。

Q. 働きやすい会社ということなのでしょうか?

すごく働きやすいです。
育休や介護休など、いざという時に休みが取りやすい。「企業が休みを取りやすい仕組みをつくりました」ということはよくあるけど、それだけじゃなくて、まわりのメンバーが支えてくれる実感がある。
そして、休んでも戻りやすい環境を用意しておいてくれる。本当に感謝です。
やっぱり、一緒に働く仲間にはやめてほしくない。これからも一緒に働きたいって強く思うんです。

Q. チーム内、部門を越えて仲良くなるきっかけは、どのような機会なのでしょうか?

お酒を飲める人も、飲めない人も、飲み会が大好きですね。月に1回『居酒屋 南武』と称した食堂飲み会があって、定時後に有志で飲んでいました。転職してきた方が驚いていました。コロナ禍で一時中断してしまっていて、本当に残念です。
飲み会の席は、くじ引きで決まります。席に着くと、他部門の方とシャッフルになっています。お中元とお歳暮の時期は、会社宛の贈答品が配られ、分け合って持って帰るんです。
南武は、飲み会や社員旅行、その他たくさん社内イベントがあります。もちろん自由参加ですが、みんな積極的に参加してますよ。

Q. 仕事の中で社内の繋がりがどのように役立っているのでしょうか?

私たちは、顧客窓口としてお客様の依頼・課題をお聞きしたり、海外拠点のロジスティックの管理などを行ったりしています。
毎回オーダーメイドやカスタムメイドが求められ、検討しないとわからないケースが多い専門性の高い製品。お客様からのお問い合わせが自部門では返答できない専門的な内容がたくさんあります。こうした時に、製品の仕様は設計部門、納期等は生産部門に確認が必要になります。
やっぱりお互いに知っていると、快く助けてくれますよね。

Q. 会長からが「そうだ、雑談しよう」と声を掛けられることがあると聞いています。雑談が奨励されているのでしょうか?

会話を交わしたり、仕事をしながら雑談することはありますが、仕事そっちのけで雑談はしませんよ(笑)。当然、仕事優先です!
会長は自室に社員を呼んで話を聞こうとすると、社員が何事かと思ってかしこまってしまうから、自ら社内を巡回して雑談しながら現場で起こっていることを聞き回ってるようです。さすがに製造現場の方々は、手を止められないみたいですけどね。

雑談奨励とは違うかもしれませんが、南武の上司面談は『話、聞くよ』という名称です。上司に雑談スタイルで思っていること、困っていること、プレイベートのこと、何でも話したいことを話す機会があるんです。この会話で何気なく話した改善案が社内の業務改善に繋がって、モチベーションが上がった…みたいなこともありました。でも、一番いいなと思うのは、担当者本人は無理していると思っていなくても周囲の仲間がよく見ていて、「○○さんの業務負荷が多いように感じるんです。どうにかならないでしょうか?」と上司に相談して、分散・調整されることがあるんです。自分では言いにくかったりすることも、まわりが放っておかないんです。

Q. お客様の問い合わせには専門的な内容が多いと思います。ご自身で回答するような内容の知識はどのように習得されたのでしょうか?

もちろん入社当初、勉強会があります。でも、日々の業務で学ぶほうが圧倒的に多いですね。例えば、問い合わせ内容に回答できなくて困った時に、まわりの方が代わりに回答してくれたりします。電話を切った後に、詳しく聞くことで専門的な内容がわかるようになってきました。
設計の方に詳しく教えてもらうこともあります。すぐにお客様に返答しないと…と思っている時も、質問した箇所の基となる機構や仕組みから懇切丁寧に説明してくれるので、時間がかかって焦っちゃう時はありますけど。悪気なく、本当にいい人たちなんです。
このような雰囲気なので、質問・相談にみんな快く対応してくれます。教えて欲しい時に気負ってしまうことは全くありません。
営業チームでは声を掛け合って全員確認が当たり前。大きな声で、「ねえねえ、○○社からの問い合わせで○○知っている人いますか?」って尋ねると、一人ひとりが「知ってる!」「私知らない!」って回答するんです。手っ取り早いでしょ?

Q. お話をお聞きする中で、『南武愛』というキーワードを語る方がいらっしゃいました。みなさまも、自社に南武愛を感じる時があるのでしょうか?

当社は、『お困りごと解決業』というキャッチコピーを社内で掲げています。日々、お客様のお困り事に向き合っています。すると時々、社内の営業担当がお客様の反応を教えてくれるんです。携わったお客様に喜んでもらえる実感が得られます。
南武は技術の会社です。お客様に説明する際に、胸を張れる技術力がある。お客様に安心してご提供でき、役立てる誇りがあります。

働き方では、社員本人やご家族のことで何かあれば、柔軟に会社が対応してくれます。そして、周囲の方々も率先してフォローしてくれる温かい職場。かつて大田区に本社工場があったのですが、近年創業の地である神奈川県横浜市に移転した際に、通勤時間が片道2時間になってしまった方もいるんです。それでも南武が好きだからと、変わらず一緒に働いています。

Q. 今後、取り組んでみたいことやチャレンジしたい事はありますか?

新型コロナ感染があって、歓迎会や懇親会ができていないので、新しく入ってきたメンバーと飲み会をして、たくさんお話しをしたいです!はやく、互いに腹を割って話せる関係になりたいんです。
仕事では、製造についてももっと知りたいので、せっかく同じ社屋に工場があるので勉強会などの機会に教えてもらいたいです。例えば、どの機械を誰が担当していて、何を加工しているのかとか、もっと現場を知りたいんです。
異動はしませんよ(笑)